皆さん BMW Life Enjoy してますか?
今回のお客様はどのようなご相談でしょうか、早速見ていきましょう。
BMW ミッション故障
今回のお客様は神奈川県川崎からお越しのお客様になります。
ご相談内容は、、
シフトをRまたはDレンジに入れても勝手にPレンジに戻ってしまう💦
と言った内容でご入庫いただきました。
BMW ミッション故障の症状を確認
早速ミッションの故障具合の症状を確認してみると、、
・「D」レンジに入れてもパーキングに勝手に戻る
・「R」レンジに入れてもパーキングに勝手に戻る
・走行していたらシフトレンジが固定。
と言う症状が確認出来ました。
実はこれ、6HPミッションでは良く聞く症状ですね!
早速診断機で診断していきます。
故障メモリーはEGSに
・4F81 変速比モニター クラッチA
・4F97 変速比モニター クラッチB-D
お決まりのディフェクトメモリーです(笑)
ISTAで診断を進めていくと、
『オートマチックトランスミッションを交換してください。』
と交換指示が出てきます。
ディーラーですと、この結果からオートマチックトランスミッション交換が必要です!!なんて事を言われることが有ります( ゚Д゚)
オートマチックトランスミッションASSY交換なんて言ったら60万以上の修理代が掛かります。
または、バルブボディー交換が必要になります!と言われることも、、( ゚Д゚)
こちらの交換だと30万円程の交換費用が必要になります。
ですが!
どちらも必要のない作業です(^^♪
では、何が悪いのかと言いますと、、
BMW ミッション故障の原因は?
実はたった一つのプラスチック製パーツが経年劣化により亀裂又は割れにより発生する症状なんです!!
決してオートマチックトランスミッションが壊れている訳でもなく、バルブボディーの油路が詰まっていたりしている訳でもありません。
オートマチックトランスミッションとバルブボディーの油路を繋げているプラスチックパーツが悪いだけなんです(^_-)-☆
問題となっている部品は亀裂又は割れ具合で発症状況が変化します。
軽症時には冷間時に出易く、重症時には温間時に出易くなります。
温間時に症状が出るようですと、走行不能になりえますので早めの修理をおススメ致します。
また、ごく稀にプラスチックパーツが突然パックリと割れる事も有りますので
症状が出ていなくとも突然走行不能になる事も有ります。
予防と致しましては、定期的なオイル交換を行うことをおススメ致します。
では、今回のお車の状態を見て行きます。
オイルを抜いてオイルの状態を確認。
9万キロ走行で一度もオイル交換はされていないオイルの様ですね”(-“”-)”
かなり汚れている状態でした!
オイルパンを外し鉄粉の確認をします。
異常な鉄粉量ではないので安心しました。
これが、バルブボディーになります。
ソレノイドバルブが油路を変えて変速制御を行っています。
バルブボディーを外し問題のパーツの確認をします。
これが問題のパーツになります。
やはりパックリと割れていましたね!
これだけパックリと割れてしまうと
バルブボディーとミッションとの油路の気密が保たれないので
バルブボディーに油圧が掛かりません💦
よって変速できない症状になります。
BMW ミッション故障の原因部品を交換
ちなみに、このプラスチックパーツが付く場所が赤丸で囲った部分になります。
新品を取り付けバルブボディーとミッションがシッカリと連結しましたね。
後はオイルを入れてオイル量を測り完成です。
BMW ミッション故障を防ぐには?
メーカーはオイル交換不要と歌っていますが、やはりオイルは汚れます!必ず鉄粉も出ます!
劣化したオイルは、樹脂パーツの劣化を早めますので
ミッションオイルは交換した方が良いに決まっています!
ディーラーにミッションオイル交換の依頼をしても「交換の必要はありません。」って言われ交換を断られるなんて事多々ありますよね!
この状況を見れば交換の必要性は有ることが分かると思います!
トラオムガレージでは、2年2万キロでの定期的交換をおススメしております。
費用はミッションによりオイルの種類が違いますので、ミッションに異常を感じる場合も含めて
トラオムガレージ公式LINEからメッセージでお気軽にお問合せ下さい。
これ以外にもMINIでのミッション故障の事例がありますので
もしよろしければこちらからご覧ください♪