皆さん!BMW Life Enjoy してますか?
本日は昨日の続き、BMW E63 M6 クーペ エンジン始動しない・SMGⅢクラッチ交換のお話です。
前回は、クラッチの取り外しまでのお話をさせていただきました。
E系M5/M6のオーナー様
どうですか!走り初めにギクシャクしていませんか?
クラッチが完全に減ってしまい、フライホイールまで傷を付けて段付き摩耗してしまうと
クラッチ交換だけでは、ジャダーを起こしフライホイールの交換も必要になり
高額修理にになってしまいます(ディーラー修理は約80万円~・・・・・・・・・・・!!!)
そうなる前に、早めの交換をおススメ致します。
では、クラッチ組付けです。
流石は500馬力のエンジン回転をミッションに伝えるパーツだけに
シッカリとバランス調整されています!!
フライホイール側と、クラッチプレート側、双方に一か所目印が付いています。
こちらフライホイール側
クラッチプレート側
クラッチプレートをばらした時などは、必ず白線を合わせて組付けなければなりません。
クラッチプレートをエンジンに取り付ける時は、お互いのマークを180度反対に組付けます。
ダブルクラッチのセンター出しには、SST(スペシャルツール)が必ず必要になります。
コチラのSST(スペシャルツール)でツインクラッチを固定します。
SST(スペシャルツール)をインプットベアリングに差し込み
クラッチのセンターを出します。
この作業を怠ると、ミッションが入らず、強引に取り付けると
インプットベアリングを破損させてしまいます。
規定トルクで締め付けクラッチ交換終了です!
ミッションを組付け
最後にSMGクラッチ学習を行います。
ISTAでサービスプランを実行
この学習なども専用テスターがないと出来ない作業になります!
2番のクラッチを選択
クラッチ交換後のテストプランを1番から順番に進めていきます。
無事にテストプランも終わり
走行テスト後、再度テスターに掛け故障メモリーが登録されていないかの確認をします。
無事にオールクリア!!
走行テストも問題なく、クラッチの繋がりもスムーズでこんなに走りやすかったのか!!
と思うほどです。笑笑
本来のSMGミッションの走りになりました( ´∀` )
今回交換したパーツはクラッチ板、クラッチプレート、レリーズベアリングの3点です。
クラッチ交換時にエンジンリヤシールの点検も行っております。
今回の車両は、綺麗な状態でしたので交換は次回ですかね。
BMW E63 SMGⅢ クラッチ交換の費用ですが、
クラッチ3点OEM品使用で
工賃込み25万円です。
オーナー様もご機嫌でお帰り頂けました。
次回は、CODE PHANTOM EX取り付けのお話です。
お楽しみに!!